内部監査やインシデント発生時には、真実を確かめるために証拠をおさえる必要があります。企業内のパソコンやサーバーにはデータの痕跡やログが残るので、定期的なバックアップなどでデータ保全をおこなうのは有益です。
また、インシデント発生時にクローンでストレージを複製すれば、悪意のある人物による証拠隠滅も防げるでしょう。クローンが内部監査や不正調査で役立ち、裁判でも証拠として使用できる点について説明します。
データ保全は重要だが単なるバックアップでは不完全
サーバートラブルなどで顧客情報や社内の管理情報が失われないようにするため、ほとんどの企業でデータ保全がおこなわれています。
データ保全の重要性は広く理解されていますが、定期的なバックアップだけでは不完全だと認識している企業は少ないかもしれません。
HDD、SSDにかかわらず、ストレージ内で検知されない物理的故障が起きていることがあります。
これは「サイレントデータコラプション」と呼ばれ、一般的な使用でも起こりうるエラーです。また、データ書き込みの際にメモリエラーが起きたり、ファイルシステムの不具合や単純なファイル破損が起きたりして、誤った状態のままデータが保存される可能性もあります。
元データと複製データの同一性を担保できていれば問題は起きにくいですが、はたしてどのくらいの企業が同一性を確認してバックアップを取っているでしょうか。
もしバックアップデータが誤っていたり、読み込めないエラーデータになっていたりしたら、データ保全としては不十分です。情報漏洩などのインシデントにおいては、証拠として使えなくなってしまいます。
その場合、なんらかの方法で正常なデータを見つけ出し、あらためて保存する作業が必要になります。データ保全をする際、そっくりそのままストレージの中身を複製するクローンはバックアップよりもデータの保全性が高いのでおすすめです。
また、バックアップでコピーに失敗したときには、元データを調査して可能な限り再現するデジタルフォレンジックの技術も有効です。
クローンで保全された情報は裁判での有力な証拠に!
機密情報の持ち出しや顧客情報の漏えいなど、企業に多大な損害を与える不正行為者に対して裁判をおこなうケースもあります。
ほとんどの場合、不正行為者が証拠を残したままにすることはありませんが、証拠隠滅をはかったかどうかは操作ログを調べればわかります。また、消されたデータもストレージに残された痕跡からデジタルフォレンジックで読み出すことが可能です。
しかし、証拠が消されてからそのままパソコンの使用を継続するなどして、時間が経過すればするほど調査が難しくなります。不正行為の疑いがあった時点で、なるべく早くクローンをおこなってストレージのデータ保全をするべきです。
裁判でデジタルデータが証拠として認められる例が増えてきています。
企業などの組織の規定違反や守秘義務契約違反での民事訴訟や、不正アクセス禁止法や個人情報保護法に違反した場合の刑事訴訟など、法廷で使う証拠保全のために幅広く活用されている技術がクローンです。
ただし、裁判で証拠能力を持たせるためには、専門家による厳密な手法でのデータ分析をおこない、報告書を法廷に提出しなければなりません。
したがって、クローンは市販のソフトなどではおこなわず、専用の機材をそろえた専門業者に依頼して不備がないようにするべきです。
クローンを活用して証拠となるデータ保全を!
内部監査や不正調査において、データ保全は証拠として大変重要なものになります。もし訴訟などに発展した場合、単純なバックアップでは証拠として不十分なものになりかねませんので、クローンをおこなってストレージを複製したほうがよいでしょう。
インシデントが起こった際は、まずストレージのクローンをとることを検討してください。内部監査用に社員のパソコンデータを複製する、または、裁判に提出する証拠用のクローン作業をおこなう、といった要望がある際は、専門技術を持つクローンサービス(CHRONO DATA)に依頼してみてはいかがでしょうか。
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